皆さんこんばんは。yuさんです。
昨日の記事では、住宅の取得費用(初期費用)だけでなく、ライフサイクルコストも考えていきましょうということをお伝えいたしました。
本日は、住んでからのことも考えて住宅を如何に選んでいくには、例えばどのようなことを検討していけば良いかをご案内できればと思います。
なお、昨日の記事でもそうですが、全てのローコスト住宅が悪いと申し上げるものではありません。高性能な住宅に比べると、どうしてもローコスト住宅に使われる部材や設備は質が落ちるため、劣化が早まったり、断熱性能が低かったりする場合が多いのも事実であり、それを理解・納得して選んでいただくには何ら問題はございません。
(´・ω・`) なるほど。
ただ、我が家に愛着を持って長く暮らすためには、やはり性能が高く暮らしやすい家を計画していくのが良いのではないかと思われます。
昨日の記事でもお伝えしましたが、もちろん皆さんそれぞれに予算がございますので、その予算を見ながら「ここは重視したい」「ここは妥協するか…」などをシッカリとご検討頂けると、より納得感の増した家づくりができるのではないかと思います。

■案1.デザイン性よりも耐震性を重視する
確かにデザイン性が高ければ、オシャレな家に住んでいる満足感はそれなりにあります。世の中にデザイン性の高さを”ウリ”にしているハウスメーカーはたくさんあります。が、デザイン性しか強みの無いハウスメーカーには注意が必要です。
例えば、見た目が良くても耐震性の低い住宅では、万が一の震災の際に、家が倒壊したり甚大な被害を被ったりすることもあります。(*´Д`)「地震保険に入るから大丈夫」という方もいらっしゃいますが、地震保険では全ての損害を賄えないこともあります。
耐震等級については、こちらの記事で少しご案内しておりますので、ご参考になさってください。
■2.高気密・高断熱の家を選ぶ
断熱窓をはじめとして、高気密・高断熱の家はエアコンの熱を逃しにくく、室温が快適な温度に保たれ易いことが多いです。あちこちにエアコンを置く必要がなく、部屋もスッキリするかもしれません。

最近は当たり前にもなってきたZEH住宅にすることも検討されては如何でしょうか?
■案3.窓の性能を上げる
ZEH住宅によく使用されるのが、高断熱窓です。外気の侵入を防ぎ、エアコンの熱が外に逃げないよう密閉性を重視して作られています。高断熱窓を採用すると、夏冬の光熱費を抑えられることでしょう。
■案4.住宅の材質を考える(鉄骨 or 木造)
鉄骨か木造かはよく議論に挙がりますが、例えば大手ハウスメーカーが主張するには、一般的に木造住宅の寿命は30年前後と言われる一方、鉄骨住宅は43年前後とかなり長くなるとのことです。長く住むことを考えたら、鉄骨住宅にする…という選択肢もあるかもしれません。
もっとも、木造住宅でも造りのシッカリしているハウスメーカーもございますので一概には言えません。鉄骨と木造のメリット・デメリットは別の機会に論じようと思います。
■案5.外壁や屋根をメンテナンスし易いものを選ぶ
常に雨風や紫外線にさらされている外壁や屋根は、住宅の中でも劣化し易く、損傷が目立ち易い部分です。また、それらが目につき易いため、周囲の目を気にしてこまめにリフォームする方もけっこういらっしゃいます。
この外壁のメンテナンスコストを抑えるためには、雨水が流れやすい仕様のものを選んだり、リフォーム回数が少なくて済む高品質の外壁や屋根を選んだりすることが考えられます。
■案6.太陽光(電気をつくる家)を選択する
省エネ性能の高い住宅にする場合は、蓄電池と太陽光発電システムを採用して、電気をつくる家の実現を検討してみては如何でしょうか。災害時に備えられるし、貯めた電気は自分で使えるので光熱費の節約につながります。余った電気を売ることもできますが…最近はあまり期待できませんね。
初期費用が高額になりますが、補助金制度もありますので、検討の余地はアリかと思います。
■案7.LED照明にする
もはや説明は不要ですね。ただ、最近流行りのダウンライトはオシャレですが、LED照明でない仕様のものもありますので、注意しましょう。
以上、幾つかご提案をしましたが、決してこれらを全部採用しなさい…と提言するものではありません。ハウスメーカーごとに得手不得手があるのも現実です。初期費用とメンテナンス費用とを見比べながら、より皆さんの希望に合った家づくり目指してシッカリとご検討頂ければと思います。
ではまた。
yuさん拝
コメント
[…] それは、次の記事でまたご案内できればと思います。 […]